マリーナ・ペレス・シマオとトミエ・オオタケ
Marina Perez Simão(マリーナ・ペレス・シマオ)

Pace ギャラリー(麻布台ヒルズガーデンプラザA 2階)

  • 2025/11/4(火)
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マリーナ・ペレス・シマオとトミエ・オオタケ Marina Perez Simão(マリーナ・ペレス・シマオ)

 ブラジル・サンパウロを拠点として活動するマリーナ・ペレス・シマオ(1980年〜)と、ブラジルに渡り100歳を超えても現役で活動を続けたトミエ・オオタケ(1913〜2015年)の、2人のアーティストの展覧会がPace ギャラリーの1階と2階にわたり開催中。

 ギャラリー2階にて、日本で初の個展を開催するブラジル人作家マリーナ・ペレス・シマオは、油彩、水彩、版画の制作で知られ、本展では風景からインスパイアされた新作シリーズが展開される。

 のびやかな線で描かれた半抽象的な風景画は、空間の新しい読み解き方を提案すべく、縦型や横型のフォーマットを実験的に用いており、従来の風景画の決まりごとに縛られることなく、しばしば複数の地平線を用いながら、異世界的で神秘的な世界観を描き出している。

 シマオの絵には、色づかいにもぜひ注目してほしい。遠目には1〜2色に見える色も、近づいてよく見ると驚くほどたくさんの色が現れてきて、層をなす色合いはため息が出るほど美しい。
新作は、藍色を基調に赤やピンクの色合いが組み合わせられ、全体を通して色彩的なつながりが表現されている。藍色が使われているのは、日本で数世紀続く藍染めの伝統に対する敬意の表れとのことだ。

 シマオは自身に重要な影響を与えた存在として、同ギャラリーの1階で展覧会を開催中のトミエ・オオタケの名を挙げており、本展の直前にはサンパウロのトミエ・オオタケ・インスティテュートで個展を開催した。

 シマオの新作絵画と、独創的な抽象表現でブラジルのモダニズムに新たな潮流をもたらした日系ブラジル人アーティスト、トミエ・オオタケの作品が共鳴するこの機会に、ぜひギャラリーに足を運んでおきたい。

【会期】2025年11月4日(火)〜2026年2月11日(水)
【休廊日】月曜
【開廊時間】11:00〜20:00(19:00〜20:00、日曜の18:00〜20:00はアポイントメント制)
【写真】Marina Perez Simão & Tomie Ohtake マリーナ・ペレス・シマオとトミエ・オオタケ 展示風景、1-2F; Azabudai Hills Garden Plaza-A 5-8-1 Toranomon, Minato-ku Tokyo、 Nov 4,2025 − Feb 11, 2026、 Photography courtesy Pace Gallery

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