石川真澄・鈴木ひょっとこ二人展COLORS

六本木ヒルズADギャラリー

  • 2026/2/20(金)
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石川真澄・鈴木ひょっとこ二人展COLORS

 浮世絵の要素を取り入れながら、現代的な感性で「憂き」と「洒落っ気」を描くアーティスト・石川真澄と鈴木ひょっとこによる二人展が開催中。
 本展では、同じ9つの「色」をテーマに、それぞれの解釈を込めて描かれた作品を、ギャラリー全体を一枚のパレットに見立てて展示している。
 元々鈴木が石川のファンだったことから親交があったという2人。鈴木は「現代浮世絵という共通点がありながらも、石川先生の作品は技法といい、見た時に受ける印象は洗礼されていて品格の高いものだと思っています。私はユーモラスだったり、絵がポップだったり真逆なのかなと思いました。浮世絵をベースにしながら作家としてのカラー、個性の違いをあえて同じ色をテーマにすることで明確に見せるということをやりましょうとお話しました」と経緯を語った。
 対して石川は鈴木の印象を「僕にはできない表現をされているな、と思っていました。ベクトルや好みは広く見ると同じでも表現の仕方は対照的。だからこそいつか一緒にやりたいとずっと思っていました」と明かす。「僕自身、あまりにも違うのは苦手な方で。かと言って似すぎていても物足りなさを感じる事を考えると、同じ世界観なのにアプローチが違う方がおもしろい。丁度いいところがある」。
 確かにモノトーンに鮮やかな差し色、一対一の戦いや肖像画として個の人物や炎を描く石川に対して、高彩度の画面にモノトーンの差し色、合戦図など群像としての人物や水を描く鈴木と、両者の表現は対照的。
 2人の一番の共通点を聞くと鈴木は「毒っけみたいなところかなと思います。石川先生はネガティブなものをスタイリッシュな絵に引き上げて描いていらっしゃる。私は風刺的な毒の強いものをポップに描いています。毒を毒とは描いてないですが、そこをにじませているのが共通点かなと思います」。石川は「僕は浮世絵の様式を使って現代の感覚を融合して作品を作りたいのですが、彼女の場合も江戸の文化や世界観を大事にしながら現代にしかない公衆電話やパフェなどで表現されてるのは似ているのかもしれないですね」と語った。
 本展の見どころについて鈴木は「『COLORS』って作家の個性って意味でもありますけど、同じ色をテーマにすることで石川先生と似てるなって解釈になったものと、全然違う解釈になったものがありまして、その差を楽しんでいただけたら」とアピールした。

【会期】2月20日(金)〜3月8日(日) ※会期中無休
【時間】12:00〜20:00

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