眼のごちそう 食器

サントリー美術館

  • 2026/7/7(火)
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眼のごちそう 食器

 近世、主に桃山時代から江戸時代の陶磁の食器を特集する企画展「眼のごちそう 食器」が開催中。

 サントリー美術館の基本理念「生活の中の美」を楽しむ企画として、約116件が展示されている。今を生きる私たちのすでに約400年前には、日本ではおもてなしの場においてさまざまな産地・形・文様・用途の陶磁の食器をもとめ、楽しむことが定着していた事を示していて興味深い。

 華やかな大皿、優雅な鉢、個性的な向付…。こうした陶磁の食器のデザインに注目してみると、そこには吉祥や季節感、あるいは珍しい器でもてなしたい、などのメッセージが少なからずあることがわかる。食器とは、おいしい料理とあいまって客人にさらに深い喜びを得ていただくための「眼のごちそう」だったと本展は位置づけている。日本人が愛好した陶磁の食器は国産にとどまらず、中国をはじめとする海外製にもおよび、食器に対する日本人の旺盛な興味がうかがえる。このような食器が使われた当時のおもてなしのようすにも時おり触れながら、うつわ一つ一つの造形を楽しむことができる展示となっている。

 展示は2部構成で第1章では「近世の食卓を彩る陶磁の食器―大皿・鉢・向付・蓋物・猪口」を紹介。
 第2章では、「器が語るもの―形と文様に込められたもてなし」と題し、変化に富んだ器の形や文様に注目し、それら一つ一つに込められたもてなす側のメッセージを紐解いていく。

 昔から変わらない日本人のもてなしの心と食への探求心を感じることができるだろう。

【会期】7月8日(水)〜8月30日(日) ※会期中展示替えあり
【休館日】火曜(8月11日は18:00まで開館)
【時間】10:00〜18:00 (金曜日は20:00まで、8月29日は20:00まで開館) ※入館は閉館の30分前真で
【画像】「眼のごちそう 食器」展示風景 手前:瑠璃釉瓢形徳利 伊万里 一口 江戸時代 17世紀 サントリー美術館 中:染付桃形酒入 景徳鎮窯 一口 明時代 17世紀 個人蔵 ともに通期展示

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