ソニー・スズキ「わたしは見た(Watashi wa mita)」

CALM & PUNK GALLERY

  • 2026/9/4(金)
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ソニー・スズキ「わたしは見た(Watashi wa mita)」

 「青春絵画×現代神話」をコンセプトに活動するネオグラム画家ソニー・スズキの個展「わたしは見た(Watashi wa mita)」がCALM & PUNK GALLERYで開催中。

 本展は人物画を通して「見るという行為」そのものを問い直すポートレートシリーズ「私は見た(Watashi wa mita)」を中心に構成されている。作品に描かれているのは“何か”を見た、あるいは見てはいけないものを見てしまった人たち。彼らが何を見たのかは語られず、そのヒントが瞳の奥やサングラスに描かれている。何を見ているのか鑑賞者が考えていると、鑑賞者自身が見られていることに気付く。ソニー曰く「鑑賞者とモデルの間に何があるかというと『わたしは見た』という事実だけ。視点の循環装置をこのギャラリーのスペースで作ることができたらおもしろいなと考えました」。

 ソニーが青春時代に触れたという欧米のミュージックシーンの断片からインスパイアされた人物画。ジェンダーレスなモデルが印象的だが、「僕はイケてる人を描いていると思っていて、イケてるっていうのは流行りの美男美女などではなく、すれ違っただけなのに頭に残る惹かれ方をする印象ってありますよね。そういう要素から絵画のモデルを生成しています」。

 世界観はポップだが、意外にも不眠症というネガティブな経験が元になった作品や友人の子供が空手の試合で明らかに強い相手と対峙した不安な心境を元に制作された作品も。ソニーは「あらゆる思いを自分流のユーモアに昇華させる」ことを目指し、観る人に訴える作品を届けたいと明かす。「僕の知り合いの方も僕の作品を見て『笑うしかないな、わはは』って言っていて、それでいいと思う」と語っていた。

 気持ちが上向きになる不思議なソニー・スズキワールドをぜひ堪能してみてほしい。

【会期】9月4日(金)〜9月27日(日)
【休廊日】日月祝
【時間】13:00〜19:00

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