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六本木ヒルズ・アークヒルズ・虎ノ門ヒルズ周辺のイベント情報をお届けします。

20256/16
週間予定当日の予定
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ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展
2025/4/26(Sat) - 6/29(Sun)
場所:森アーツセンターギャラリー
2024年に生誕70周年を迎えたゴジラは、時代とともに姿を変えながら、映像作品を中心に多くの物語を紡いできた。その存在は、それぞれの時代を象徴すると同時に、手がけた監督ごとに異なる解釈が加わり、一言で定義することが難しい多面的なキャラクターとして描かれている。本展では、ゴジラという存在を映画の枠を超えた多様なアートを通じて表現。国内外の現代アーティストたちが、「ゴジラとは何か」という問いに向き合い、それぞれの視点から解釈をアート作品として具現化する。
時間:10:00〜19:00(4月26日〜5月6日、金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館時間の30分前まで/休館日:会期中無休/料金:[平日]一般2,200円、中高生1,500円、4歳〜小学生500円[土日祝]一般2,500円、中高生1,600円、4歳〜小学生600円 ※日時指定予約制/問合せ:050-5541-8600
[画像]会場の様子
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ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展
デザインあ展neo
2025/4/18(Fri) - 9/23(Tue)
場所:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
NHK Eテレで放送中の「デザインあneo」のコンセプトを体験型の場に展開する展覧会「デザインあ展neo」。これまで「モノ」をテーマに開催されてきた「あ展」に対し、今回は「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」など、私たちの日常の行為(動詞)に着目。身体を使って体感できる作品を通じて、日常の行為をデザインの視点で捉え直す内容となっている。会場では360度のスクリーンで映像と音楽を体全体で浴びる作品をはじめ、「デザインあneo」ならではの工夫が凝らされた新作が多数登場。また、展示室があるビルの地下鉄改札から45階までのアプローチにも仕掛けが施される。
時間:10:00〜19:00(4月23日、第一・第三水曜日は17:00まで、9月17日は19:00まで)※最終入場は30分前まで/料金:一般2,500円、中高生1,200円、小学生1,000円、2歳以上500円/問合せ:03-6433-8200
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デザインあ展neo
開館50周年記念 おいでよ!松岡動物園
2025/6/17(Tue) - 10/13(Mon)
場所:松岡美術館(白金台5-12-6)
2025年に開館50周年を迎える松岡美術館では、3会期にわたりさまざまなテーマで松岡コレクションを紹介している。第2弾の今回は、動物をテーマにした特別展示「松岡動物園」を開催。人類は古来より、動物を絵画や彫刻のモデルとして表現し、その姿を神聖、愛らしさ、強さ、恐ろしさなど多様なイメージで捉えてきた。本展では、館蔵品から動物をモティーフにした作品を選び、展示室ごとに異なるテーマで紹介する。
時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)/休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)/料金:一般1,400円、25歳以下700円/問合せ:03-5449-0251
[画像]《バステト女神》 エジプト 末期王朝時代 紀元前664-紀元前332年頃
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開館50周年記念 おいでよ!松岡動物園
横尾忠則 連画の河
2025/4/26(Sat) - 6/22(Sun)
場所:世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2)
様々な手法と様式を駆使し、多岐にわたるテーマの絵画を生み出し続ける破格の画家・横尾忠則。1972年のニューヨーク近代美術館での個展開催など、早くから国際的な知名度を得てきた横尾は、その息の長い驚異的な想像力が注目を集めている。2023年春、からだの衰えを淡々と応じつつ、テーマも決めずに大きなキャンバスに向かううちに、「連歌」ならぬ「連画」制作を始めた横尾は、昨日の自作を他人の絵のように眺め、そこから今日の筆が導かれるままに描き、明日の自分=新たな他者に託して、思いもよらぬ世界がひらけるのを楽しんでいる。本展では、150号(約182×227p)を中心とする新作油彩画約60点に、関連作品やスケッチ等も加え、88歳の横尾忠則の現在を紹介する。
時間:10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)/休館日:月曜日(ただし4月28日、5月5日は開館)、5月7日/料金:一般1,400円、高大生800円、小中生500円、65歳以上1,200円/問合せ:050-5541-8600
[画像]横尾忠則《ボッスの壺》2024年 作家蔵
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横尾忠則 連画の河
オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠
2025/5/29(Thu) - 9/7(Sun)
場所:三菱一号館美術館(千代田区丸の内2-6-2)
印象派とポスト印象派を代表する画家、ルノワールとセザンヌに初めて同時に焦点を当て、フランス、パリのオランジュリー美術館が企画・監修した世界巡回展が三菱一号館美術館で開催。ミラノ、スイス・マルティニ、香港を経て、日本では三菱一号館美術館のみで開催される本展では、ルノワールの代表作《ピアノを弾く少女たち》やセザンヌの《画家の息子の肖像》をはじめ、肖像画、静物画、風景画など多彩な作品を展示。また、二人の巨匠に影響を受けたピカソの作品も加え、計52点の絵画からモダン・アートの原点を探る。
時間:10:00〜18:00(祝日を除く金曜日と第2水曜日、8月の毎週土曜日、9月1日〜7日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで/休館日:月曜日(6月30日、7月28日、8月25日、9月1日は開館)/料金:一般2,500円、大学生1,500円、高校生1,300円/問合せ:050-5541-8600
[画像]ピエール=オーギュスト・ルノワール《風景の中の裸婦》1883年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館 © GrandPalaisRmn (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF
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オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠
【特別展】生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち
2025/5/17(Sat) - 7/27(Sun)
場所:山種美術館(渋谷区広尾3-12-36)
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」と語り、清らかで気品あふれる作品を生涯追求した日本画家、上村松園。1875年に京都で生まれ、幼少期から絵を好んだ松園は、美人画の名手として評価され、73歳で女性初の文化勲章を受章。外形の美だけでなく、精神性を伴った理想的な女性像を描き続けたその画業は、現在も多くの人々を魅了している。創立者・山ア種二による《新蛍》《砧》《庭の雪》など、松園の名作を収蔵する日本有数のコレクションを誇る山種美術館で開催される本展では、松園の初期から晩年までの22点を展示し、その画業の魅力を多角的に紹介。また、2025年に生誕130年を迎える小倉遊亀や生誕120年の片岡球子など、多様な女性画家による女性像の作品も展示される。
時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)/休館日:月曜日(ただし7月21日は開館)、7月22日/料金:一般1,400円、高大生1,100円/問合せ:050-5541-8600
[画像]上村松園 《牡丹雪》 1944(昭和19)年 絹本・彩色 山種美術館
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【特別展】生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち
とやちかこ「開運日和」
2025/6/6(Fri) - 6/22(Sun)
場所:六本木ヒルズA/Dギャラリー
動物をモチーフに、「福を招く」ポーズや縁起のよいモチーフを取り入れながら、メルヘンの要素や鮮やかな色彩、そして少し非現実的演出を交えて独自の幻想的な世界を描いている、とやちかこ。イラストレーターとして活動する傍ら、個展や国内外の企画展に参加。近年はアーティストとしての表現に力を注いでいる。本展では、見る人の心がふっと軽く晴れやかになるような、新作を含む約20点を展示する。
時間:12:00〜20:00/料金:無料/問合せ:03-6406-6875
[画像]会場の様子
>>とやちかこ「開運日和」
とやちかこ「開運日和」
篠原一男 空間に永遠を刻む──生誕百年 100の問い
2025/4/17(Thu) - 6/22(Sun)
場所:TOTOギャラリー・間(南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
東京工業大学で清家清に学び、同大学で教鞭をとりながら設計活動を続け、多くの優れた建築家を輩出した篠原一男。「住宅は芸術である」と唱え、小住宅設計に情熱を注ぎ、現代住宅の到達点を示す作品を数多く手がけた。その代表作「から傘の家」は2022年にスイスのヴィトラキャンパスへ移築再建され、ほかにも「白の家」や「谷川さんの住宅」などが再評価されている。本展では、「永遠性」をテーマに篠原の建築家としての姿を再考。会場では篠原研究室が作成した原図や模型、スケッチ、家具などの貴重な資料を展示し、篠原の「問い」や「様式」に基づき活動の軌跡を辿る。また、「蓼科山地の初等幾何」をはじめとする未完の遺作も紹介する。
時間:11:00〜18:00/休館日:月曜日・祝日(ただし、5月3日・4日は開館)、5月6日/料金:無料/問合せ:03-3402-1010
[画像]会場の様子
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篠原一男 空間に永遠を刻む──生誕百年 100の問い
グレゴール・ヒルデブラント「…それでも4月に桜は咲く」
2025/4/3(Thu) - 6/21(Sat)
場所:ペロタン東京(六本木6-6-9 ピラミデビル1F)
ドイツ人アーティスト、グレゴール・ヒルデブラントの日本初個展「…それでも4月に桜は咲く」がペロタン東京で開催。本展タイトルは、ドイツのシンガーソングライター、コンスタンティン・ヴェッカーの楽曲に由来し、変化や創造、新しい夢への扉を象徴している。音楽が記録される素材そのものを使用し、絵画や彫刻、インスタレーションを制作するヒルデブラント。本展では、カセットテープの磁性層を利用してネガとポジを反転させる独特の技法により、《Es ist Juli》(今は7月)や《Sommernächte fliegen ohne Hast》(夏夜はゆっくりと過ぎていく)など、繊細なヒナギクの花畑を描いた作品を展示するほか、レコードを圧縮成形した柱状作品《Bonjour Monsieur Grzegorzki》やアンリ・マティスへのオマージュ作品《The Red Studio》も紹介する。
時間:11:00〜19:00/休廊日:日月祝/料金:無料/問合せ:03-6721-0687
[画像]会場の様子
>>グレゴール・ヒルデブラント「…それでも4月に桜は咲く」
グレゴール・ヒルデブラント「…それでも4月に桜は咲く」
「銀河鉄道999」50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路
2025/6/20(Fri) - 9/7(Sun)
場所:東京シティビュー
『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』に代表される、数々の名作を生み出した松本零士。没後初の大型展覧会となる本展では、初期作品を含む300点以上の原画や初公開となる資料、貴重な思い出の品々を展示。松本零士の創作の旅路をたどる「ZONE1 歩みを刻む_零士メーター」「ZONE2 唯一無二の 創作宇宙」「ZONE3 Artist Leiji Matsumoto」3つのゾーンで構成されるほか、エントランスには『銀河鉄道999』に登場する駅のプラットホームと銀河超特急999号のモニュメントが登場する。
時間:10:00〜21:00(入館は閉館の1時間前まで)/料金:【オンラインチケット】一般2,200円、高大生1,600円、4歳〜中学生1,000円、65歳以上1,900円【当日窓口チケット】一般2,400円、高大生1,700円、4歳〜中学生1,100円、65歳以上2,100円/問合せ:03-6406-6652
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東京ミッドタウン・デザインハブ第114回企画展 ゼミ展2025 デザインの学び方を知る
2025/5/19(Mon) - 6/21(Sat)
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ
「ゼミ展 2025 デザインの学び方を知る」が東京ミッドタウン・デザインハブで開催される。2018年から続く本展では、大学や専門学校の教育課程や研究室で取り組まれた課題内容と学生作品を展示。全国から8組11校が参加し、多岐にわたるデザイン領域の作品が一堂に会する本展では、通常の課題に加え、国際交流に焦点を当てた共同課題や滞在制作の成果も含まれ、異なる文化や習慣、社会的背景を反映したデザインを通じて、新たな視点や可能性を探る。
時間:11:00〜19:00/休館日:会期中無休/料金:無料/問合せ:03-6743-3776
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山王祭
2025/6/7(Sat) - 6/17(Tue)
場所:日枝神社
江戸三大祭の筆頭として、さらに京都の祇園祭・大阪の天神祭と共に、日本三大祭に数えられている「山王祭」。11日間の期間中は神楽囃子や山王太鼓といった日本古来の芸能に触れられる出し物や民踊大会、子供たちが稚児の装束を身につける「稚児行列」などさまざまな行事が行われる。
【稚児行列】日時:6月8日 12:00〜、14:30〜【山王嘉祥祭】日時:6月16日 13:00〜【納涼大会 盆踊り】日時:6月13日〜15日 18:30〜【絵灯籠奉納 -子供の絵の奉納-】日時:6月7日〜17日/献灯料:一灯につき5,000円/問合せ:日枝神社 03-3581-2471、日枝あかさか 03-3502-2205
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タラ・ドノヴァン個展
2025/5/17(Sat) - 7/3(Thu)
場所:Pace ギャラリー(麻布台ヒルズガーデンプラザA 1-2F)
日常的な素材を用いたプロセスやシステムに基づく作品で知られるアメリカ人アーティスト、タラ・ドノヴァン。ドノヴァンの過去20年間の制作活動を中心とした展覧会がPace ギャラリーで開催される。東京では初の個展となる本展では、透明な飲料用ストローを使った感応型彫刻「ヘイズ(2003年)」や、ピンを用いた2004年の立方体彫刻といった初期作品から、スリンキー玩具やCD-ROMディスクを素材にした近年の作品に加え、再利用されたCD-ROMディスクが積み上げられ、観覧者の視点や光によって変化する光学効果を生み出す最新作「ストラテジーIX(2024年)」など、2003年から2024年の間に制作された彫刻やインスタレーション約20点を紹介する。
時間:11:00〜20:00(19:00〜20:00、日曜の18:00〜20:00はアポイントメント制)/休廊日:月曜日/料金:無料/問合せ:03-6681-9400
>>タラ・ドノヴァン個展
ジョーン・ジョナス「Drawings 」キュレーション アダム・ペンドルトン
2025/5/17(Sat) - 7/3(Thu)
場所:Pace ギャラリー(麻布台ヒルズガーデンプラザA 1-2F)
ジョーン・ジョナスのドローイングとパフォーマンスの関係性に焦点を当てた展覧会がPace ギャラリーで開催。ジョナスの長年の友人であり、度々コラボレーションしてきたアーティスト、アダム・ペンドルトンがキュレーションを担当する本展では、ペンドルトンによって厳選された、1970年代から2010年代にかけて制作された約80点の紙作品を展示する。
時間:11:00〜20:00(19:00〜20:00、日曜の18:00〜20:00はアポイントメント制)/休廊日:月曜日/料金:無料/問合せ:03-6681-9400
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100万人のキャンドルナイト@増上寺 2025
2025/6/20(Fri)
場所:大本山 増上寺(芝公園4-7-35)
2003年に始まり、夏至と冬至の夜に電気を消してスローな夜を過ごすこと呼びかけるムーブメント「100万人のキャンドルナイト」。23年目の開催となる本年は、ゲストを招き、100万人のキャンドルナイトのメッセージを伝えるプログラムやミニライブが行われる「キャンドルナイトトークステージ」のほか、野菜などの販売ブースやキッチンカーが出店する「Candle Night Marche」も実施される。
【キャンドルナイトトークステージ】時間:キャンドルナイトトーク 19:30〜、消灯セレモニー(消灯カウントダウン)19:45〜、ミニライブ 20:00〜【Candle Night Marche】時間:14:00〜21:00/料金:入場無料/問合せ:080-4084-7919
>>100万人のキャンドルナイト@増上寺 2025
夢みる!歌麿、謎めく?写楽─江戸のセンセーション
2025/6/3(Tue) - 8/6(Wed)
場所:慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田2-15-45)
かつて慶應義塾の塾長(代理)を務めた経済学者、高橋誠一郎が収集した「高橋誠一郎 浮世絵コレクション」。そのコレクションの中から、江戸時代後期を代表する浮世絵師、喜多川歌麿と東洲斎写楽の二人を紹介する本展では、美人画の名手であった歌麿と、役者絵で名を馳せた写楽の浮世絵を中心に、二人の版元・蔦屋重三郎の関連資料や、同時代に活躍した他の絵師たちの作品を展示する。
時間:11:00〜18:00/休館日:土日祝(ただし6月21日、7月12日、8月2日は開館)、6月23日、7月3日・4日/料金:無料/問合せ:03-5427-2021
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猫の足尾銅山 - 光と闇
2025/5/17(Sat) - 6/28(Sat)
場所:オオタファインアーツ(六本木6-6-9 ピラミデ3F)
オオタファインアーツで5年ぶりとなる竹川宣彰の個展が開催される。竹川が数年にわたり取り組んできた足尾銅山をテーマに、猫を戯画化した花札「花闘」を描く本展。猫たちは、境界や障害をすり抜けて自由に行き来する存在として描かれるが、人間の行いを客観視するフィルター的役割も担う。その猫を題材にした花札は愛らしく楽しいが、日本の植民地政策が持ち込んだ朝鮮で独自に発展した「花闘」を基にしており、日本近代史と深く結びついている。また、足尾銅山は明治期の近代化を象徴する一方、公害や強制労働など「陰」の歴史も抱えており、竹川はこれらの事実が忘却されることへの抵抗として「光」「陰」だけでなく「闇」に焦点を当てた、12点の花闘のペインティングと1点の立体作品を発表する。
時間:11:00〜19:00/休廊日:日月祝/料金:無料/問合せ:03-6447-1123
>>猫の足尾銅山 - 光と闇
土田ヒロミ写真展「俗神」
2025/3/27(Thu) - 6/30(Mon)
場所:フジフイルム スクエア 写真歴史博物館(赤坂9-7-31 東京ミッドタウン1F)
1971年に第8回太陽賞を受賞した「自閉空間」で写真家としてデビューし、多彩なテーマに挑み続けている戦後日本を代表する写真家、土田ヒロミ。その名を広く知らしめたのが、1968年から1975年にかけて日本各地の土俗文化を取材したシリーズ「俗神」である。農家の出自を持つ土田が、自身のルーツと向き合う中で土俗文化の重要性を感じたことを契機に始まったこのシリーズは、青森から沖縄までを巡り、時代を超えて継承される土俗的なハレの場や、日本人の感性を赤裸々に捉えている。 本展では、シリーズ「俗神」から精選したゼラチンシルバープリントによる約30点を展示する。
時間:10:00〜19:00(最終日は16:00まで)※入館は閉館10分前まで/休館日:会期中無休/料金:無料/問合せ:03-6271-3350
>>土田ヒロミ写真展「俗神」
鳥々 藤本能道の色絵磁器
2025/6/7(Sat) - 9/28(Sun)
場所:菊池寛実記念 智美術館(虎ノ門4-1-35)
色絵磁器による独自の表現を追求し、産地に依存しない個人制作を確立した作家、藤本能道。絵具や釉薬、技法の研究を重ね、写実的で奥行きのある色絵表現を特徴があり、重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定され、その作品は高く評価されている。菊池コレクションの中でも、質・量ともに重要な位置を占める藤本の作品。創設者である菊池智は、1974年に現代陶芸ギャラリー「寛土里」の第1回個展を藤本に依頼して以来、親交を深め、130点を超える作品を蒐集してきた。5回目の個展として開催される本展では、藤本のこれまでの制作の軌跡を紹介する。
時間:11:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)/休館日:月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日、8月12日、9月16日/料金:一般1,100円、大学生800円、小中高生500円/問合せ:03-5733-5131
>>鳥々 藤本能道の色絵磁器
竹岡 雄二「everything for freedom」
2025/5/17(Sat) - 8/8(Fri)
場所:SCAI PIRAMIDE(六本木6-6-9 ピラミデ3F)
作品を載せる台座そのものを彫刻にするというラディカルな方法論により、美術史や美術館が体現してきた西洋近代美術の枠組みそのものに目を向けてきた竹岡雄二。厳格なミニマリズムの彫刻言語に基づき選び抜かれた素材、形態、配置は、展示空間に緊張感をもたらすと同時に、我々の知覚を既成概念から解き放つ余白を宿している。SCAI PIRAMIDEでは初の個展となる本展では、1984年以来の代表的な「台座彫刻」に加え、SCAI PIRAMIDEの空間に合わせた新作を含む彫刻12点とドローイングを紹介する。
時間:12:00〜18:00/休廊日:日月火水祝/料金:無料/問合せ:03-6447-4817
>>竹岡 雄二「everything for freedom」
松ア友哉 Sediment / 沈殿
2025/6/5(Thu) - 7/12(Sat)
場所:Yutaka Kikutake Gallery Roppongi(六本木6-6-9 ピラミデ2F)
水性アクリル樹脂を用いた支持体に絵画を制作する、松ア友哉。抑制された色彩で描かれた抽象的な図柄と、石のような風合いを帯びた厚みのある画面を特徴とし、絵画と彫刻のあわいを行き来する独自の実践を追求してきた。本展では、松アが数年前から実施している野草採取や食のワークショップや、ロンドンを流れるテムズ川の干潮時にて歴史的遺物を拾い集める「マッドラーキング(泥ひばり)」に伴う風景を巡る考察を元に、発展を遂げた近年の絵画を紹介する。
時間:12:00〜19:00/休廊日:日月祝/料金:無料/問合せ:03-6447-0500
>>松ア友哉 Sediment / 沈殿
企画展「幽玄への誘い−能面・能装束の美」
2025/4/15(Tue) - 6/29(Sun)
場所:大倉集古館(虎ノ門2-10-3 The Okura Tokyo前)
因州(鳥取藩)池田家伝来の能面や備前(岡山藩)池田家の能装束を所蔵する大倉集古館は、有馬伯爵家旧蔵とされる狂言面もコレクションに含んでいる。本展では、修理を終えた「紅白段業平菱菊模様唐織」と「紫地葡萄蔦模様長絹」を公開するとともに、能や狂言の演目を描いた絵画資料や能道具などを展示する。
時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)/休館日:月曜日(ただし5月5日は開館)、5月7日/料金:一般1,000円、高大生800円/問合せ:03-5575-5711
>>企画展「幽玄への誘い−能面・能装束の美」
企画展 死と再生の物語(ナラティヴ)―中国古代の神話とデザイン
2025/6/7(Sat) - 7/27(Sun)
場所:泉屋博古館東京(六本木1-5-1)
高度な技術を誇る中国古代では、洗練されたデザインの文物が数多く生み出され、これらのデザインは現代の視点から見ると斬新かつ刺激的であり、当時の思想や世界観に基づいていた。本展では、泉屋博古館所蔵の青銅鏡の名品を中心に、中国古代のデザイン感覚を「動物/植物」「天文」「七夕」「神仙への憧れ」の4つの視点から紹介するとともに、これらのデザインが日本美術に与えた影響についても考察。さらに、2021年と2023年に泉屋博古館で開催された「泉屋ビエンナーレ」の出展作品の一部を東京で初公開する。
時間:11:00〜18:00(金曜日は19:00まで)※入館は閉館30分前まで/休館日:月曜日(7月21日は開館)、7月22日/料金:一般1,200円、高大生600円/問合せ:050-5541-8600
>>企画展 死と再生の物語(ナラティヴ)―中国古代の神話とデザイン
リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s
2025/3/19(Wed) - 6/30(Mon)
場所:国立新美術館
20世紀の住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという7つの観点から再考する本展。ル・コルビュジエは、新技術を活用して機能的で快適な住まいを探求した建築家であり、ミース・ファン・デル・ローエもまた、同様のヴィジョンで暮らしの革新を目指した。こうした建築家たちの住宅は、モダニズム建築の国際的潮流に応じつつ、地域や時代、住まい手の個性を反映している。本展では、写真や図面、模型、家具、雑誌などを通じ、1920年代から70年代に建てられた14邸を中心に展示する。
時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで/休館日:火曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日/料金:一般1,800円、大学生1,000円、高校生500円/問合せ:050-5541-8600
>>リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s
ホセ・パルラ「Home Away from Home」
2025/6/20(Fri) - 8/9(Sat)
場所:KOTARO NUKAGA(六本木6-6-9 ピラミデ2F)
ホセ・パルラの個展「Home Away from Home」が、KOTARO NUKAGA(六本木)とポーラ ミュージアム アネックス(銀座)の二会場で同時開催される。ニューヨークを拠点に国際的に活躍するパルラは、独特のカリグラフィーと幾層にも塗り重ねられた絵肌で都市の記憶や痕跡を表現し、言語やアイデンティティ、場所の概念を詩的に問いかける作品を制作している。KOTARO NUKAGAでは、日本での滞在や友人、アーティストとの交流を通じて得たインスピレーションを基にした新作絵画を展示。本展のために制作されたこれらの作品は、「友人たちへのオマージュであり、芸術の旅を豊かにしてくれた瞬間」であるとパルラは語る。またポーラ ミュージアム アネックスでは、窯元で制作した備前焼作品や日本のアーティストとのコラボレーション作品、さらに東京をテーマとしたラージスケールの新作を含む18点を展示する。
時間:11:00〜18:00/休廊日:日月祝/料金:無料/問合せ:03-6721-1180
>>ホセ・パルラ「Home Away from Home」
オノ・ヨーコ「A statue was here 一つの像がここにあった」
2025/6/10(Tue) - 7/5(Sat)
場所:小山登美夫ギャラリー六本木(六本木6-5-24 complex665 2F)
70年以上にわたるキャリアを通じて、アート界だけでなく社会にも多大な影響を与えてきたオノ・ヨーコ。インストラクション、オブジェ、映画、音楽、パフォーマンスからインスタレーションまで、オノの多様で革新的な表現は鑑賞者の想像力と行動を促し、詩的な美しさと日常の解放をもたらしてきた。現在でも、人間同士の関わりの重要性を強調する作品を制作し続けている。オノにとって小山登美夫ギャラリーでは9年ぶり4度目の個展となる本展では、スタジオ・ディレクターのコナー・モナハンがキュレーションを担当。オノの初期オブジェ作品の一部である、白と透明色を基調としたアクリルと既製品を組み合わせた「コンセプチュアル・オブジェクト」を展示するほか、同時開催の天王洲では、来場者の参加とパフォーマンスを促す「Wrapping Piece」「Draw Circle」を中心に展示する。
時間:11:00〜19:00/休廊日:日月祝/料金:無料/問合せ:03-6434-7225
>>オノ・ヨーコ「A statue was here 一つの像がここにあった」
オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝き
2025/4/12(Sat) - 6/22(Sun)
場所:パナソニック汐留美術館(東新橋1-5-1 パナソニック 東京汐留ビル4F)
フランス南西部のボルドーに生まれ、幻想的で神秘的なイメージを木炭画や石版画で表現した画家、オディロン・ルドン。1890年代以降はパステルや油彩を使用し、花、神話、宗教、人物を題材にした色彩豊かな作品を制作した。本展では、岐阜県美術館のコレクションを中心に国内外の名品を含む約110点を展示し、ルドンの多彩な画業を展示。伝統と革新の間で独自の表現を築き上げた近代美術の巨匠、ルドンの世界を紹介する。
時間:10:00〜18:00(5月2日、6月6日・20日・21日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで/休館日:水曜日(ただし6月18日は開館)/料金:一般1,300円、高大生800円、65歳以上1,200円/問合せ:050-5541-8600
>>オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝き

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